朝晩すっかり肌寒くなってきました。今回は静岡市内の日本茶カフェに10年以上勤務されている日本茶インストラクターのあかねさんに、
とっておきの「ほうじ茶ラテ」と「抹茶ラテ」レシピを教えていただきました♡
最初にご紹介するのは、ロイヤルミルクティーならぬ、ロイヤルほうじ茶。お水を使わず牛乳だけで煮出した濃厚なほうじ茶ラテです!
ロイヤルほうじ茶のレシピ
材料(1人分)
材料はほうじ茶と牛乳だけ!
- ほうじ茶 10g弱
- 牛乳(または豆乳) 1カップ(200cc)
※飲むカップの9分目くらいの牛乳をご用意ください。
ロイヤルほうじ茶の作り方
-
- 小鍋に分量の牛乳を入れて温めます。
- 沸騰したら一度火を止め、リーフを表面全体に散らしながら投入します。
- スプーンなどでかき混ぜながら、弱火で3分間煮出します。この時火が強いとすぐに吹きこぼれますのでご注意ください。
- 茶こしでリーフを濾して出来上がりです。(もったいないからと絞り出そうとすると、渋みが強くなるのでオススメしません)
ティースプーン3杯、煮出し3分間と覚えると覚えやすい

さっそく、いただいてみました♡
一口いただいて、ほうじ茶の味と香りがふわり。お砂糖を入れていないのに優しい甘み。こんなに簡単なのにこんなに美味しいなら、もう絶対インスタントは買わないと誓いました。苦めがお好みなら、牛乳の半量ほどの水でほうじ茶リーフを煮出してから牛乳を入れるのもおすすめです。リーフの量や水の有無はお好みでお試しくださいね。
葉っピイ向島園さんの有機栽培ほうじ茶
今回使用したのは、vol.5向島園さんの有機栽培ほうじ茶。一番茶を使用した味わい豊かな茶葉はストレートはもちろん、上品な香りと渋みでラテにもおすすめです。80g540円(税込)
続いては、本当に美味しい抹茶ラテを飲みたい方のための、レシピです。
\本格派/抹茶ラテのレシピ
材料(1人分)- 抹茶 2g
- 牛乳(または豆乳)70ml
- お湯40〜50ml(通常抹茶を点てるより少なめの湯量)
\本格派/抹茶ラテの作り方
- 抹茶碗にお湯を入れ、茶筅をつけて温めます。
- 牛乳を耐熱カップに、約70ml入れ、500wのレンジで1分半温めます。
- 温めている間にお抹茶を点てます。約2gの抹茶にお湯を少量入れて抹茶を練ってから、お湯40〜50ml(通常抹茶を点てるより少なめの湯量)を入れて抹茶を点てます。
2gの目安は、茶杓なら山盛り2杯、ティースプーンなら1杯です
茶杓なら山盛り2杯、ティースプーンなら1杯
- レンジで温まった牛乳をフォーミングマシンでフォーミングします。
- フォーミングした牛乳を点てた抹茶に注ぎ、仕上げに茶こしで抹茶を振りかけて出来上がりです。
美味しすぎますっ!
結論を端的に申し上げると、本当に美味しいです。お店でいただく抹茶ラテは甘すぎたり、抹茶のお味が「ん?」とおもったり、さらには抹茶がダマダマだったりして残念な思いをした記憶が。あかねさんのレシピは抹茶とミルクのバランスと香り、甘み、どれも文句なしに美味しいです。
作った時の反省点は、お抹茶を立てるのは修行が不足しており、気泡が粗くなってしまったこと。それでも、その粗さをミルクの泡が隠し、さらに仕上げの抹茶が隠してくれています。どうしてもお伝えしたいので、もう一度言います。ちゃんと立てたお抹茶で作る抹茶ラテは本気で美味しいっ!!!
とはいえ、抹茶立てるのはめんどう!という方向けにレンジで作る簡単バージョンも教えていただきました♡
簡単な抹茶ラテのレシピ
- 牛乳を耐熱カップに、約120ml入れ、500wのレンジで1分半から2分温めます
- 抹茶約2gに、少量のお湯を入れよく練ります
- 温めた牛乳を、2〜3回に分けて抹茶に注ぎ、よく混ぜながら合わせて出来上がりです。
簡単バージョンはミルクフォームのふわふわはないのですが、ミルクの甘さで優しいお味です。
おさだ苑本店さんの抹茶
今回使用したのは「遠州の小京都」とうたわれる静岡県森町にあるおさだ苑本店さんの抹茶。森の抹茶「野乃」は薄茶用抹茶で抹茶ラテにもおすすめです。40g972円(税込)
あかねさんからメッセージ
あかねさんは関西のご出身。ご実家は茶業関係ではなかったそうですが、静岡出身のお母様の影響でお茶好きに。ご結婚とともに静岡に引っ越され、お茶屋さんに就職されたのをきっかけに、お茶についてもっと知りたいと思い、日本茶インストラクターの資格を取得。お茶に関わる人にたくさん出会われ、お茶だけでなく、お茶に関わっている人々の想いも、より多くの人に知ってほしいと願いながら、日々お茶屋の店頭に立っていらっしゃるそう。

あかねさんはTwitterアカウント( @Ajapanesetea)でお茶と、お茶に関わる人と場所のことを伝えていらっしゃいます。あかねさん、素敵なレシピとメッセージをありがとうございました!